地方公演ページ「2008」
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三つの宝
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原作 芥川龍之介 構成・演出 原田一樹 |
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昭和2(1927)年7月、芥川龍之介は田端の自宅にて自殺を遂げた。 「ぼんやりした不安」にとりつかれた果ての、その死だった。 後に「田端文士村」と呼ばれることになる文士・芸術家村の中心的人物だった龍之介の死は、 同じ田端に居を持ち、日日互いに研鑚していた室生犀星や、洋画家の小穴隆一たちにとっても衝撃であった。 それを物語るかのように、龍之介の死後一年をして、「三つの寶」という童話集が発刊された。 大判で目にもあざやかな黄色の装丁、そして、幾つも挿入された美しい挿絵。 それは龍之介が生前、多くの子ども達が額を寄せ合って読める本を創りたいという願いを、田端の友人達が実現したものであった。 龍之介の思いを具体化すべく「三つの寶」の主人公達が動き出す。
「白」 良家の飼い犬であった「白」は、ある日、犬殺しに今しも襲われそうな隣家の飼い犬「黒」を見殺しにしてしまう。 恐怖と自責の念にかられながらも、自宅に戻った「白」だったが、飼い主の坊ちゃんや嬢ちゃんはそんな「白」を追い払う。 なんと、いつの間にか真っ白だった「白」の体が真っ黒に変わっていたのだ。 失意のうちに町をさまよう「白」、その行方は・・・・・・。
「杜子春」 はるか昔、唐の都、洛陽に杜子春という若者がいた。 元は金持ちの息子であったが、今や財産を費い尽くして一文無しになっている。 そんな杜子春に興味を持った仙人が、二度までも杜子春を金持ちにするが、そのたびに落魄してしまう杜子春。 三度目の出会いの時、杜子春は財宝よりも仙術の修行を望んだ。 そうして、仙術の修行に向う杜子春だったが……。
「三つの寶」 ある日、ひょんなことから「三つの宝」(千里を跳ぶ靴・鉄をも斬る剣・姿を隠すマント)を手にした王子は、 王女が南国の「黒ん坊の王」に結婚を迫られていることを知る。 そして、その「黒ん坊の王」も自分と同じ「三つの宝」を持っていて、その力により嫌がる王女を我が物にしようとしているのだと。 勇躍、「三つの宝」を引っ提げ、王女の元に向う王子だったが……。 |
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