上演スケジュール







『母』


全国公演

佐々木愛 女優生活60年企画

作:三浦綾子 脚本:杉浦久幸 演出:鵜山仁


2025年5月より全国ツアースタート!


<あらすじ>
「ほれっ! 多喜二! もう一度立って見せねか! みんなのために、もう一度立って見せねか!」
1933年、2月20日。小説家小林多喜二が特高警察によって虐殺された。拷問跡の残る遺体に、多喜二の母セキは寄り添い、ずっと頬を撫で擦っていた。貧しさの中、学校へも通えず、13歳で結婚し、懸命に働き六人の子を育てたセキ。そんな母の姿を見ながら、小林多喜二は小説を書いた。
貧しく虐げられた人たちのことを思い、書き続けた。
晩年、セキは息子多喜二を語る機会を得る。母さんを人力車に乗せて、この通りを走らせてやりたいと願った、多喜二青年の夢と愛の軌道――。
無学の母は、問われるままに語り始める……。


CAST
佐々木愛 姫地実加 高橋未央 藤原章寛
萩原佳央里 市川千紘 神﨑七重 小佐井修平

STAFF
美術=乘峯雅寛 衣装=岸井克己 照明=古宮俊昭
音楽=高崎真介 音響=原田耕児
協力:三浦綾子記念文学館






『蛍の光、窓のイージス』


劇団文化座公演169

作 畑澤聖悟  演出 西川信廣


2025年10月17日(金)~26日(日)

東池袋 あうるすぽっと


畑澤聖悟 待望の書下ろし――
「その答辞はまかりならん!」卒業式まで、あと2時間。2019年3月、秋田市新屋地区にある私立高校の職員室で、答辞原稿で言及されるイージスアショアをめぐり、教員たちの議論は紛糾するが……。





『原民喜 永遠のみどり(仮題)』


劇団文化座公演170

作 杉浦久幸  演出 鵜山仁

2026年2月 


杉浦久幸渾身の書き下ろし――

被爆後、現在の緑あふれる広島の街を見ることもなく早逝した無垢な魂。彼に寄り添った遠藤周作や佐藤春夫ら三田文学の仲間たち。そして彼を理解する唯一無二の妻貞恵。
混沌とした時代を行く私達に今こそ、原民喜の永遠のみどりを……。

ヒロシマのデルタに
若葉うづまけ

死と焔の記憶に
よき祈りよ こもれ

とはのみどりを
とはのみどりを
ヒロシマのデルタに
青葉したたれ

         原民喜