
劇団文化座公演170 新春公演
作・杉浦久幸 演出・鵜山仁
キャスト:
酒井美智子/津田二朗/高村尚枝/佐藤哲也/米山実/沖永正志/白幡大介/瀧澤まどか/姫地実加/藤原章寛/井田雄大/田中孝征/大山美咲/桑原 泰/季山采加/五十嵐芹架/神野司
2026年2月12日(木)~26日(月)
シアター・アルファ東京(恵比寿)
2025年、被爆から80年の節目の年に生誕120年を迎えた詩人・原民喜。どこまでも優しく、繊細で、無口で、自己主張するのが苦手。現代を生きる我々にも共感できる無垢な魂と、そんな民喜を愛した妻、ほおっておけなかった仲間達との物語。『母』『命どぅ宝』の杉浦久幸による渾身の書き下ろし。
2026年文化座新春公演!

全国公演
佐々木愛 女優生活60年企画
作:三浦綾子 脚本:杉浦久幸 演出:鵜山仁
2026年4月、全国ツアーもいよいよファイナル
特別公演
2026年5月13日 秋田県大館市 ほくしか鹿鳴ホール
2026年5月15日・16日 秋田県秋田市 秋田芸術劇場ミルハス
2026年5月19日〜24日 東京 あうるすぽっと(東池袋)
<あらすじ>
「ほれっ! 多喜二! もう一度立って見せねか! みんなのために、もう一度立って見せねか!」
1933年、2月20日。小説家小林多喜二が特高警察によって虐殺された。拷問跡の残る遺体に、多喜二の母セキは寄り添い、ずっと頬を撫で擦っていた。貧しさの中、学校へも通えず、13歳で結婚し、懸命に働き六人の子を育てたセキ。そんな母の姿を見ながら、小林多喜二は小説を書いた。
貧しく虐げられた人たちのことを思い、書き続けた。
晩年、セキは息子多喜二を語る機会を得る。母さんを人力車に乗せて、この通りを走らせてやりたいと願った、多喜二青年の夢と愛の軌道――。
無学の母は、問われるままに語り始める……。
CAST
佐々木愛 姫地実加 高橋未央 藤原章寛
萩原佳央里 市川千紘 神﨑七重 小佐井修平
STAFF
美術=乘峯雅寛 衣装=岸井克己 照明=古宮俊昭
音楽=高崎真介 音響=原田耕児
協力:三浦綾子記念文学館

全国公演
作・杉浦久幸 演出・鵜山仁
企画・出演 佐々木愛
戦後の沖縄復興と日本復帰に生涯をかけ闘い抜いた、瀬長亀次郎と 阿波根昌鴻の不屈の魂がいま再び蘇る──
《― 沖縄の人達は、なぜ座るのか? ―》
私が劇映画『沖縄』に出演するために、二度の渡航拒否を受けてから、もう五十年近くの歳月が流れました。三度目に申請に行った時の都庁の窓口の方の、私と後ろに並ぶ沖縄出身の学生さん達に対する対応は、今で言えばパワーハラスメントそのものでした。戦争に敗けたからとはいえ、沖縄の方々が戦勝国アメリカと祖国日本にいかに不自由で理不尽な生活を強いられているか、その一端を肌で感じた忘れられない思い出です。
それ以後、沖縄は日本に復帰し、往来は自由になったとはいえ、限りない不自由を押しつけられている現状は昔と少しの変わりもありません。しかし、私にはこの不自由さと斗う沖縄の方々の中に、私達おおかたの日本人が失いかけている、日本という国の希望と誇りを強く感じる事があるのです。
そして、蘇ったのが阿波根昌鴻と瀬長亀次郎という突出した二人の人物でした。この二人と出逢っていただけたら、沖縄の方々が何故へこたれずに座り続けるのか? 何を求めていられるのか? ほんの少しわかっていただける気がするのです。
劇団文化座創立85周年企画
作・古川健 演出・鵜山仁
2026年11月19日〜29日
あうるすぽっと(東池袋)
文化座創立85周年の第一弾企画は劇団チョコレートケーキ・古川健氏による書き下ろし。
報道カメラマン・石川文洋氏の半生を戯曲化いたします。