劇団文化座特別公演
創立80周年記念第3弾
沖縄返還50年
作:杉浦久幸
演出:鵜山仁
2022年1月26日(水)~30日(日)
(※新型コロナウィルス(オミクロン株)の急拡大を受け26日(1st)中止)
亀戸文化センター(カメリアホール)
<STORY>
第二次世界大戦の終戦から10年。沖縄北部の離島・伊江島は米軍の爆撃演習地をめぐる土地闘争に揺れていた。
銃とブルドーザーで家も土地も奪われた農民たちは、阿波根昌鴻(アハゴン ショウコウ)を中心に「陳情規定」を作り、座り込みを主とした静かなる抗議行動をしている。反米的にならない、怒ったり悪口を言わない、話は必ず座ってする、大声を出さない、耳より上に手を上げない等を誓約した「陳情規定」に則りながらも、今は米軍爆撃演習地となってしまった自分たちの土地を耕す“柵内農耕”という行動にでるのだった。
一方、沖縄本島では、人民党書記長として圧倒的な支持を島民から受けていた瀬長亀次郎(セナガ カメジロウ)が沖縄群島知事選挙に立候補するも、米軍と沖縄民政府の圧力により落選し、沖縄から退去命令を受けた人民党員を匿ったとして宮古刑務所に収監されていたが、やがて釈放される。
伊江島の抗議行動のやり方に危惧を感じ始めていた亀次郎は昌鴻に「伊江島だけでなく沖縄人すべての問題として考えねばならない。一切の私利私欲を捨て、島ぐるみで団結すべき時だ。」と語った。
昌鴻は新たな抗議行動を模索し、亀次郎は本土復帰を掲げて那覇市長選挙にうって出るのだが……。
〈STAFF〉
美術:乘峯雅寛
照明:古宮俊昭
音響:齋藤美佐男
衣装:岸井克己
音楽:吉田さとる
映像:浦島啓
沖縄言葉指導:津嘉山正種
沖縄舞踊指導:児玉由利子
三線指導:持田明美
舞台監督:鳴海宏明
演出助手:上山裕子
制作:中山博実
〈CAST〉
阿波根昌鴻:白幡大介
阿波根喜代:姫地実加
瀬長亀次郎:藤原章寛
瀬長フミ:高橋未央
知念マサ:佐々木愛
知念清吉:春稀貴裕
石川栄食:津田二朗
並里徳二:沖永正志
山城イト:水原葵
比嘉良一:井田雄大
比嘉タキ:大山美咲
石川正太:桑原泰
平安山啓介:斉藤直樹
国場幸太郎:岡田頼明
屋良朝苗:青木和宣
下地所長:米山実
警官1:筆内政敏
警官2:田中孝征
青年:早苗翔太郎
通訳官:為永祐輔
看守:田中孝征
学生:早苗翔太郎
市議1:田中孝征
市議2:筆内政敏
市議3:為永祐輔
市議4:早苗翔太郎
農民たち:兼元菜見子
農民たち:萩原佳央里
農民たち:柴田真佑
農民たち:若林築未